独で再規制への反発拡大 感染急増も「対策疲れ」

ベルリンで夜間の外出禁止を前に空席になったテーブル=14日(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】新型コロナウイルスの感染者が急増するドイツで、当局の規制再導入の動きに反発が広がっている。これまでに導入された営業規制で損失を被った業界団体などが批判し、各地で新規制が撤回に追い込まれた。規制と共存してきた人々の間に「対策疲れ」が広がっているとの指摘もあり、当局はいら立ちを強めている。

 「規制実施は(業界の)死活問題になっている」。ドイツ・ホテル協会のツェリック会長が先週の声明で規制再導入の阻止を訴えた。

 ドイツの社会学者は地元メディアに対し、市民が半年間、当局から規制について聞かされ続け「疲れ、無感覚になっている」と指摘している。


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