自民、学術会議元会長から聴取 PT、組織形態や予算使途を検証

 日本学術会議の在り方を検証する自民党のプロジェクトチーム(PT、座長・塩谷立元文部科学相)は21日、党本部で会合を開いた。大西隆氏ら学術会議の元会長3人から、組織形態や予算の使途について意見聴取する。

 会合には大西氏のほか黒川清元会長が出席。吉川弘之元会長はオンラインで参加した。大西氏は学術会議の任命拒否問題で政府対応に批判的な立場を取っている。

 塩谷氏は、PTでは任命拒否問題は扱わず、年間約10億円の国費支出の妥当性などを検証する方針を示している。政府への提言を年内にまとめる意向だ。野党は論点ずらしだと批判している。


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