ドイツ、香港デモ学生を難民認定 保釈後に逃れ11カ月施設に

2019年11月、香港中文大の外に集まる若者たち(AP=共同)

 【香港共同】20日付の香港紙、明報によると、香港で昨年あった抗議活動に絡んで暴動に参加した容疑で逮捕され、その後保釈された香港中文大の女子学生(22)がドイツに逃れ、難民申請を認められた。海外の複数の人権団体が確認した。昨年からの香港のデモ参加者をドイツ政府が難民として保護するのは初めてという。

 香港メディアによると、米国やカナダでも今年、デモ参加者ら香港の若者を難民として受け入れた例がある。

 明報によると、ドイツ政府は今月14日、中文大の女子大生を今後3年間、難民として保護することを認めた。女子学生は約11カ月間、ドイツの難民収容施設で過ごしていた。


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