20年卒の内定取り消し201人 コロナ禍で増加、厚労省

 厚生労働省は20日、2020年春卒業の大学生や高校生への採用内定取り消しが、9月末時点で79事業所、201人だったと発表した。8月末より27人増え、19年春卒を対象とした調査の6倍弱に拡大。多くが新型コロナウイルス感染拡大に伴う取り消しとみられ、コロナ禍の雇用への影響が改めて裏付けられた。

 厚労省が全国のハローワークを通じて取りまとめた。内定取り消しは解雇に相当し、客観的で合理的な理由がないと無効になる。就職活動を支援する窓口「新卒応援ハローワーク」で相談に応じてもらえる。

 厚労省によると、201人の内訳は高校生42人、大学生159人だった。


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