親の処刑でオランダが賠償金 インドネシア独立戦争で子に

 【ブリュッセル共同】オランダからの報道によると、同国政府は19日、旧植民地インドネシアの独立戦争(1945〜49年)の際、オランダ部隊に親を処刑された子供に一律5千ユーロ(約62万円)の賠償金を支払うと発表した。同国の裁判所が今年3月、処刑されたインドネシア人11人の子らの訴えを認め、賠償金支払いを政府に求めたことを受けた決定。

 子供たちは、親の処刑場面を見ることを強制されたこともあったという。オランダのブロック外相ら2閣僚は議会への書簡で「父が即決処刑の犠牲となったと証明できる子供は賠償を受け取る資格がある」と説明した。


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