2020年10月19日 18:30 | 無料公開
田村厚労相(右から4人目)に署名を提出した「日本介護クラフトユニオン」の染川朗会長(同5人目)ら=19日、厚労省
介護業界で働く人たちの労働組合「日本介護クラフトユニオン」は19日、深刻な人手不足を巡り「介護人材の確保や定着のための最大の処方箋は処遇改善だ」と指摘し、賃金上昇につながる介護報酬改定を求める約50万筆の署名を田村憲久厚生労働相に提出した。
ユニオンの染川朗会長は厚労省で記者会見し、田村氏に「新型コロナウイルス感染拡大を受け、介護現場では高齢者に感染させないように緊張が続いている」と訴えたことを明らかにした。田村氏は「処遇改善は厚労省の審議会でしっかりと議論をしていきたい。温かみのある介護を目指したい」と応じたという。