被災地の小中生に野球指導 張本さんらプロOB、岩手

野球教室で、子どもに打撃指導する元巨人の張本勲さん(左)=18日午前、岩手県陸前高田市

 東日本大震災の津波で被災した岩手県陸前高田市に8月に正式オープンした高田松原運動公園の完成記念として18日、園内の球場でプロ野球OBによる野球教室が開かれた。元巨人の張本勲さんや元ロッテの初芝清さんらが地元の小中学生に守備や打撃を指導した。

 初芝さんからゴロの捕り方を教わった小学6年の太田迅君(12)は「学んだことを生かして練習したい」と声を弾ませた。

 OBチームと陸前高田市の社会人選抜チームの試合も行われ、「マサカリ投法」で知られる元ロッテの村田兆治さんが登板。打者を打ち取ると、千人以上の観客から大きな拍手が起こった。試合は1―1で引き分けた。


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