コロナ苦境からの業績復調が焦点 中間決算、10月下旬に本格化

 上場企業の2020年9月中間決算発表が10月下旬に本格化する。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で4〜6月期に大きく悪化した業績がどの程度上向くかが焦点だ。欧米でコロナ感染が再拡大する中、通期業績見通しが上方修正されるかなど、年度後半の収益に対する企業の見方も注目される。

 東京証券取引所の15日時点のまとめでは、11月中旬までに2200社以上の上場企業が中間決算を開示。ピークは10月30日で、339社が公表の予定。

 SMBC日興証券によると、政府の緊急事態宣言発令時期を含む4〜6月期に、1部上場企業の純利益の合計は前年同期比で半減した。


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