配送ロボ、走行へ要件整備 衝突被害軽減も、国交省

実験のため公道を走る日本郵便の自動配送ロボット=7日、東京都千代田区

 宅配荷物を家庭へ運ぶ無人ロボットの公道走行解禁に向け、国土交通省は2021年度、規格や性能要件の整備に着手する。安全に走行できる速度条件のほか、人や自転車、車と衝突した際にショックを和らげるなど求められる装備も示す。宅配需要は新型コロナウイルス感染症の影響で拡大しており、将来的には関係する法令を改正する方針だ。

 想定しているロボットは小型で、時速数キロとゆっくり走行。遠隔操作で食品、日用品などを家庭に届けたり、集荷したりする。宅配業界の人手不足解消につながる上、人同士が接触しないため感染リスクも減らせる。


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