貴景勝と正代、熱こもる12番 大関同士で互角、合同稽古

両国国技館内の相撲教習所で稽古する正代(右)と貴景勝=17日

 大相撲11月場所(11月8日初日・両国国技館)に向けた合同稽古2日目が17日、国技館内の相撲教習所で実施され、貴景勝と正代の両大関が2日連続で三番稽古(同じ相手と続けて取る)を行い、熱のこもった攻防を披露した。12番で6勝6敗と互角だった。

 貴景勝は最初の5番で4勝し、内容も良かった。立ち合いから力強い出足で押し込み、徹底的に前に出た。引き技はなく、組み止められても珍しく左下手投げで仕留める場面もあった。

 新大関の正代は徐々に持ち味を発揮。柔らかさを生かして攻めを残すと、もろ差しでの寄りや、まわしを取ってからの投げで巻き返した。


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