2020年10月16日 13:08 | 無料公開
防衛省
防衛省は16日、自民党の国防部会と安全保障調査会の合同会議で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の代替策を巡り、米企業と契約を済ませた地上レーダー「SPY―7」を含む装備品を洋上で運用する案への理解を求めた。出席議員からは、装備品を変更しないまま洋上案を推し進める防衛省の姿勢に対し懸念が上がった。
合同会議では、防衛省幹部がSPY―7の連続運用時間や探知距離・高度について、数値を示しながら他社製品より優れていると説明。これに対し、複数の議員から「いったん契約を済ましたから無理に洋上でSPY―7を使おうとしているのではないか」との疑問が呈された。