2020年10月1日 18:11 | 無料公開
日本銀行本店
日本経済が新型コロナの影響を克服し、本格回復するには時間がかかるとの見方が広がっている。日銀が1日発表した9月の短観は、大企業製造業の業況判断指数(DI)が7ポイント上昇のマイナス27と2年9カ月ぶりに改善したが、歴史的な低水準にとどまった。
通信や情報サービスは好調な半面、宿泊や飲食は低迷が続く。
大企業製造業DIの3カ月後の予測は、自動車は33ポイント上昇のマイナス28、鉄鋼は30ポイント上昇のマイナス25と、大幅に持ち直す。
一方、大企業非製造業の3カ月後の予測は1ポイントの改善にとどまる。宿泊・飲食サービスは6ポイント上昇でもマイナス81だ。