学術会議任命見送りは6人 安保法反対の憲法学者ら

新会員候補者の任命問題について記者の質問に答える日本学術会議の梶田隆章新会長=1日午後、東京都港区

 日本の科学者を代表する国の特別機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補者の一部を菅義偉首相が任命しなかった問題で、外れたのは候補者105人のうち安全保障関連法に反対した法律学者ら6人だったことが1日、関係者の話で分かった。「学問の自由への侵害だ」などと批判する声が相次いでいる。

 学術会議によると、推薦された候補者が任命されないのは前例がない。

 関係者によると、6人は松宮孝明立命館大教授(刑事法学)、小沢隆一東京慈恵医大教授(憲法学)、岡田正則早稲田大教授(行政法学)、宇野重規東京大教授(政治学)、加藤陽子東京大教授(歴史学)ら。


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