北朝鮮、日本人相手に切手販売へ コロナ影響、外貨不足背景か

 北朝鮮の国家観光総局が8月ごろから、日本の旅行代理店に対し、日本人相手に北朝鮮の記念切手を販売するよう要請していたことが1日までに分かった。公安当局や複数の日朝関係筋が明らかにした。

 北朝鮮は新型コロナ対策として中国などとの貿易取引を厳しく統制、外貨不足にあえいでいるとみられ、少しでも外貨を獲得しようとの狙いがあるとみられる。

 要請は、北朝鮮旅行を扱う日本の代理店に対し、過去に訪朝した経験のある日本人を中心に、北朝鮮の切手に関心のある日本人を探し出し、販売するよう求めている。

 16年9月の航空ショー「元山国際親善航空祝典」の記念切手シートが2万円という。


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