プーチン氏、会談者は事前に隔離 感染防止で2週間義務付け

9月30日、モスクワ郊外の公邸で閣僚らとのテレビ会議に臨むロシアのプーチン大統領(ロシア大統領府提供、タス=共同)

 【モスクワ共同】プーチン・ロシア大統領の新型コロナウイルス感染を防ぐため、大統領府がプーチン氏と直接会談する全ての人に対し、事前に2週間の隔離措置を義務付けていると独立系ニュースサイト「プロエクト」が9月30日、報じた。ペスコフ大統領報道官も同日、事前隔離の事実を認めた。

 プーチン氏はロシアでコロナ禍が深刻化した3月末以降、クレムリン(大統領府)にはあまり登庁せず、モスクワ郊外の公邸でテレビ会議を連日こなしている。時折会談する相手も、コロナ感染の陰性が確認され、隔離措置を経た人に限定されており、大統領の感染を恐れる警備当局の極度の警戒が明らかになった。


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