日商会頭、東証トラブルに言及 「しっかりとした体制を」

 日本商工会議所の三村明夫会頭は1日の定例記者会見で、東京証券取引所のシステム障害について「システムが脆弱だということを示している。行政のデジタル化の遅れを批判するだけでなく、民間企業もしっかりとした体制を取る必要がある」と強調した。

 また三村氏は「株式の正常取引は経済に対する資金供給の役割を果たすなど自由主義経済の根幹で、極めて大事な話だ」と強調。「1時間でも1分でも早く再開されることを望む」と語った。

 21年度予算編成の概算要求が、新型コロナ対策などで100兆円超に膨らんだことに関しては「危機の中にあっても(無駄な事業の)見極めが必要」と語った。


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