「大阪港湾局」が発足 大阪府・市8港の一元管理

「大阪港湾局」の発足式で決意を述べる田中利光局長(左端)。右端は吉村洋文知事、右から2人目は松井一郎市長=1日、大阪市

 大阪府と大阪市は1日、それぞれの港湾局を統合した「大阪港湾局」の発足式を市役所で開いた。市が所管してきた大阪港と、府の堺泉北港など8港の管理業務を一元化して各港の役割を調整し、強みを生かす形で機能分担を図る。府市は神戸港などを含めた大阪湾内の港の一元管理も目指しており、兵庫県や神戸市と協議している。

 大阪府市によると、大阪港は国際物流拠点として大型コンテナ船の対応に特化し、堺泉北港では、自動車輸出やエネルギー資源輸入の拠点としての役割を強める。

 大阪港湾局長には、大阪市港湾局長だった田中利光氏が就任した。


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