車掌親子、技術継承誓う JR西の新快速50周年

親子で現役車掌を務める森元克好さん(左)と長男啓介さん=30日、兵庫県太子町

 JR西日本が在来線で運行する「新快速」が10月1日に誕生50周年を迎えた。親子で現役車掌を務める森元克好さん(60)と長男啓介さん(29)は9月30日、兵庫県太子町の車両所で報道陣の取材に応じ、記念のヘッドマークを掲げた現役車両223系を前に「乗務員としての技術を継承し、信頼を積み重ねていく」とそろって誓った。

 新快速は敦賀(福井県)―播州赤穂(兵庫県)間で運行。特急並みの最高時速130キロを誇る。

 克好さんは車掌歴33年のベテラン。停車駅が少なく駅間が長い新快速では、細かく車内を見回り、客室の温度調整など環境整備に気を配るのがこだわりだ。


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