2020年9月30日 17:43 | 無料公開
体外受精で生まれた子どもの数の推移
不妊治療の体外受精によって2018年に誕生した子どもの数は、5万6979人だったとする調査結果を日本産科婦人科学会が30日までにまとめた。17年に比べて362人増え、過去最多を更新した。
厚生労働省の統計ではこの年の総出生数は91万8400人で、およそ16人に1人が体外受精で生まれた計算になる。
晩婚化などの影響で不妊に悩む夫婦が増えていることから、治療件数も増加し、45万4893件と過去最多となった。
調査した埼玉医大の石原理教授によると、治療を受ける年齢層の女性が減っていることや経済的な要因でペースが落ちてきており、頭打ちになる可能性があるという。