ドコモ口座問題で社長が謝罪 被害は「半分くらい返金」

 NTTドコモの吉沢和弘社長は29日の記者会見で、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を悪用した預貯金の不正引き出し問題が発覚して以降初めて公の場で言及し「被害者におわび申し上げたい」と謝罪した。銀行と連携して補償を進めており「金額ベースで半分くらい返金した」ことも明らかにした。

 ドコモ口座の被害は28日午後6時時点で235件、計2897万円に拡大している。吉沢氏は「ドコモのブランドが毀損したことは否めない」と指摘。セキュリティー対策を強化し「安心して使える環境をつくることが責務だ」と述べた。


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