8万人対象に機器無料配布へ タニタ、秋田・大仙と健康協定

健康づくりに関する協定を結んだ秋田県大仙市の老松博行市長(右から2人目)とタニタの谷田千里社長(同3人目)ら=28日、大仙市役所

 健康計測機器メーカーのタニタ(東京)とグループ会社2社は28日、秋田県大仙市と健康づくりに関する協定を結び、全市民と同市で働く人の計約8万人のうち希望者を対象に、歩数や消費カロリーを計測する活動量計を無料で配布すると発表した。タニタグループが機器全てを提供する。

 2019年度に推計で約70億円かかった同市の年間医療費を30年度までに約22億円減らすのが目標という。

 10月以降、希望者には活動量計が配布され、市内の公民館などに設置された体組成計や血圧計で測定もできる。

 同市にはタニタの拠点工場があり、谷田千里社長は「お世話になってきた恩返し」と話した。


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