正代、初Vに「追い付いてない」 夢見心地で心境、大関昇進は確実

初優勝から一夜明け、記者会見する正代=28日午前、東京都墨田区の時津風部屋(日本相撲協会提供)

 大相撲秋場所で13勝2敗の成績で初優勝し、大関昇進を確実にした東関脇正代(28)=本名正代直也、熊本県出身、時津風部屋=が千秋楽から一夜明けた28日、東京都墨田区の時津風部屋からオンラインで記者会見し「優勝したんだなと分かっているけど、自分が(その現実に)追い付いていない感じ」と夢見心地の心境を語った。

 前夜は睡眠を取れたそうだが「精神的な疲労が大きい」と、やや眠そうな表情。37年ぶりに複数の横綱全員が初日から休場した混戦の場所で、力強く前に出る取り口を軸に白星を重ねた。熊本県出身として、初めて賜杯を抱き「たくさんの方々に応援していただいた」と感謝した。


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