阪神に故意の情報伝達なしと結論 セ、試合進行遅延で審判団が謝罪

試合前のメンバー表交換の際、阪神・矢野監督(左手前)らに頭を下げる森審判員(左から3人目)=神宮

 阪神が26日のヤクルト戦で外部とやりとりを行ったと審判団から指摘された件で、セ・リーグの杵渕和秀統括は27日、阪神が故意に情報を受け取った行為はなかったと結論づけた。「サイン盗みとか全くそういうことは疑っていない」と述べた。

 杵渕統括は試合中に審判団が当該記者に注意をするなど試合進行が遅れたことについて矢野監督や球団に謝罪。審判団も試合前に矢野監督に直接、謝罪した。

 阪神の七回の攻撃で、本塁でのクロスプレーの判定を巡ってリプレー検証中に記者室内で記者が「セーフ」と声を上げた。杵渕統括は「伝達のつもりはなかった。意図した会話ではないと確認した」と説明した。


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