共産、野党共闘に積極姿勢 新立民発足で、協力の形は不透明

 共産党が、合流新党・立憲民主党の発足を受け、野党共闘に積極的な姿勢を示している。16日の衆参両院での首相指名選挙では、立民の枝野幸男代表に異例の投票。枝野氏が掲げる社会変革を支持し、次期衆院選での協力につなげたい考えだ。ただ、旧国民民主党議員も合流した立民内には共産党との連携に懸念が根強く、具体的な協力の形はまだ見えない。

 「野党共闘をさらに進め、連合政権をつくろうという意思表示だ」。共産党の志位和夫委員長は23日のテレビ番組で、枝野氏に投票した意義を強調した。他党党首の名を書くのは、決選投票以外では22年ぶりだった。


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