2020年9月26日 06:19 | 無料公開
鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」で飼育されているモノノケトンガリサカタザメ(同水族館提供)
鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」の大水槽で1997年の開館以来「トンガリサカタザメ」として飼育されてきたエイが新種だったことが、同館や公益財団法人黒潮生物研究所(高知県大月町)などのグループによる調査で判明した。グループの論文は20日付の日本魚類学会が発行する英文誌に掲載された。
グループは、頭部を裏から見ると三角巾を着けた幽霊のように見えることから和名を「モノノケトンガリサカタザメ」とした。トンガリサカタザメよりも丸みを帯びた頭部や背びれなどが特徴。
名前にサメと付いているがエイの仲間。日本近海でエイの新種が発見されたのは約10年ぶりという。