小児歯科元院長を近く在宅起訴へ 福岡、虫歯治療後に女児死亡

 2017年に虫歯治療で局所麻酔をされ、容体が急変した女児=当時(2)=への救命措置を怠り、死亡させたとして、福岡地検が業務上過失致死罪で福岡県春日市の小児歯科医院で院長を務めていた50代男性を近く在宅起訴する方針を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。

 福岡県警などによると、女児は山口叶愛ちゃん。17年7月1日、元院長とは別の医師による治療後、叶愛ちゃんは体が硬直して目の焦点が合わなくなった。元院長は脈を測るなどして容体を確認したが、救命措置をせず、救急搬送もしなかった。

 県警の調べでは麻酔薬の量は適切だった。医院は既に閉院している。


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