老いも若きも「〜活」 敷居が高いの理解3割未満

文化庁

 就活や婚活など「活動」を略す「〜活」との表現が、若者から高齢者までの幅広い世代で浸透していることが25日、文化庁の2019年度国語に関する世論調査で分かった。慣用句を本来の意味で捉えていたのは、「敷居が高い」「浮足立つ」で3割に届かなかった。

 新しい表現を他人が言うのは気になるかを聞いたところ、「〜活」は90・6%が「気にならない」と回答。70代以上でも80・0%が許容した。人生の終わりに備える「終活」や、流行のタピオカ飲料を楽しむ「タピ活」など応用範囲が広く、文化庁の担当者は「世代に関係なく、多くの人がなじんでいる」と分析している。


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