元受刑者とライン、看守に戒告 服務規定で連絡禁止、依願退職

 名古屋刑務所は25日、元受刑者の男性にLINE(ライン)で別の受刑者の出所予定などを教えたとして、男性看守(27)を戒告処分とした。男性は同日付で依願退職。やりとりした理由を「社会経験が豊富で、多くの話を聞きたかった」と話しているという。

 同刑務所によると、看守は今年2〜4月に計19回、元受刑者の男性にラインでメッセージを送信し、収容中の男性受刑者の出所予定などを伝えた。元受刑者は、看守自身から連絡先を聞いた別の元受刑者から、看守の携帯電話番号を聞き出していたという。

 刑務所職員は服務規定で、元受刑者や暴力団関係者と連絡を取ることが禁止されている。


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