自治体システム標準化、首相表明 25年度末までに

マイナンバー制度の活用や、行政デジタル化推進などを話し合う作業部会であいさつする菅首相=25日午前、首相官邸

 菅義偉首相は25日、行政デジタル化推進に関する政府の作業部会で、2025年度末を目標に自治体のシステム標準化を進めると表明した。住民基本台帳や税務など基幹系システムを標準化することで、行政サービスの効率化や自治体のコスト削減を図る狙い。

 作業部会会合を官邸で開催。マイナンバー制度の活用に向けた検討課題としている33項目の進捗状況や、今後の取り組みなどを確認した。

 検討課題は、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載することや、運転免許証のデジタル化など。作業部会は具体化に向けた工程表を年内につくる方針だ。

 作業部会は今年6月に設置された。


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