ETC専用化、5年後に 都市部、国交省部会提言 高速会社が工程表策定

高速道路の料金所にあるETC搭載車専用レーン=2013年5月撮影

 国土交通省の社会資本整備審議会部会は24日、ETC利用率が高い都市部の高速道路は5年後に現金向け料金所を廃止し、ETC専用にすべきだとする中間報告を了承した。地方も含め、専用化を計画的に推進するよう求めている。国交省は全国での専用化の具体的な目標時期を示した工程表を本年度中にも策定するよう、各高速道路会社に要請する方針だ。

 中間報告は、ETC専用にすれば、係員の人手不足に対応でき、現金の受け渡しがなくなることで新型コロナウイルスの感染リスクを軽減できると指摘。利用者が混乱しないよう、ETC利用率の地域差に配慮しながら、計画的に推進するよう提言している。


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