新幹線長崎ルート22年暫定開業 北陸は工事遅れ、与党PTで報告

国会内で開かれた、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合。奥は発言する自民党の細田元幹事長=24日午後

 国土交通省は24日、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合で、九州新幹線長崎ルート・武雄温泉(佐賀)―長崎が2022年秋ごろに暫定開業できる見込みになったと報告した。北陸の金沢―敦賀は一部で工事が遅延していると説明。工期短縮により23年春ごろの開業は可能としているが、日程は厳しく、開業の遅れを懸念する声も出ている。

 長崎ルートは博多(福岡市)―長崎を結ぶ。うち武雄温泉―長崎(67キロ)はフル規格で建設、これまで開業は「22年度中」とされていた。佐賀県の新鳥栖―武雄温泉は整備方式が決まらず着工できていないため、当面は武雄温泉駅で乗り換えになる。


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