名古屋市大、受験料を免除 コロナ困窮者対象

 名古屋市立大は24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的に困窮している受験生を支援するために、2021年度入学者を対象とした入試の受験料1万7千円を免除することを明らかにした。大学によると、全国的にも珍しいという。

 自民党名古屋市議団が同日、名古屋市役所で郡健二郎学長に受験料免除を要望。郡学長は「世間では格差が広がる中、自助が難しくなっている。受験生を増やす努力をして(免除した)費用をカバーするなど、できる範囲で共助をしたい」と応じた。

 大学によると、住民税の非課税世帯などで国の修学支援制度を利用する予定の受験生が対象。最大で500人程度を見込む。


  • LINEで送る