韓国の公務員を海上で射殺、焼く 北朝鮮、コロナ流入警戒か

北朝鮮側海域に入り射殺された韓国人が乗っていた船=24日、韓国・延坪島(聯合=共同)

 【ソウル共同】朝鮮半島西側の黄海で韓国の公務員男性が北朝鮮側に射殺されたことについて、韓国軍関係者は24日、朝鮮人民軍の船が北朝鮮側海域で浮いていた男性に近づいて漂流の経緯を聞いた後に、22日夜に船上から一方的に銃撃を加えて殺害し、海に油をまいて遺体を焼いたとみられることを明らかにした。

 男性は北朝鮮側に亡命を図ったとみられ、北朝鮮は非武装だと確認しながら新型コロナウイルス流入を警戒し殺害したと韓国軍はみている。

 2017年の韓国の文在寅政権発足後、北朝鮮による韓国人殺害が公になったのは初。南北間の緊張が高まるのは必至だ。


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