2020年9月23日 16:23 | 無料公開
名古屋大と金沢工業大は23日、電磁波の一種のマイクロ波を使った遠距離の無線給電実現に向け、受け取ったマイクロ波を効率よく電力に変換できる部品と装置をそれぞれ開発したと発表した。両大学の成果を組み合わせ、2022年度中に大電力を扱えるような実用性のある装置を作るのが目標。
無線給電は、ごく近い距離ではスマートフォンなどを充電する方法として既に普及している。マイクロ波を使い遠距離の給電もできれば、室内では持ち運んでいるスマホや、ロボット掃除機、屋外では飛行中のドローンへの充電が可能になる。
大容量のバッテリーは不要となり、機器の小型化にもつながるとみられる。