NHK広島の投稿で救済申し立て 在日韓国民団、法務局に

広島法務局に人権救済の申立書を手渡す在日本大韓民国民団広島県地方本部の李英俊団長(右)=23日午前、広島市

 NHK広島放送局が原爆被害を伝えるため始めたツイッターで「朝鮮人の奴ら」などと投稿し、差別をあおっていると批判を受けている問題で、在日本大韓民国民団(民団)中央本部人権擁護委員会などが23日「投稿は民族差別を扇動する」として、広島法務局に人権救済を申し立てた。

 「1945ひろしまタイムライン」と題したツイッターは「もし75年前にSNS(会員制交流サイト)があったら」という設定で3月に開始。原爆投下前後に書かれた被爆者の日記などを基に更新が続いている。

 1945年8月20日の設定で「戦勝国となった朝鮮人の群衆」が「乗客を窓から放り投げた」などと投稿された。


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