2020年9月22日 10:33 | 無料公開
西アフリカ・マリでクーデターを起こしたゴイタ大佐が21日にテレビ演説し、1年半後に予定される総選挙まで自身が暫定副大統領に就き、暫定大統領にはバ・ヌダウ元国防相を指名したと発表した。ヌダウ氏は退役軍人。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は文民による統治を要求していたが、軍事色の強い人選となった。
クーデターは8月18日に発生。ゴイタ氏は当初、3年後に総選挙を行い民政移管する意向を示したが、ECOWASの反対を受け、1年半後に実施する方針に切り替えた。
マリでは2012年にもクーデターがあり、混乱に乗じてイスラム過激派が勢力を拡大した。