ベラルーシ反体制派がEUで演説 拘束中の強姦、拷問が横行と訴え

21日、ブリュッセルのEU欧州議会で、ベラルーシ政権下の拷問被害者とされる写真を示す反政権派のチハノフスカヤ氏(共同)

 【ブリュッセル共同】ベラルーシ大統領選で2位になり、選挙後に出国を余儀なくされた反政権派のチハノフスカヤ氏は21日、ブリュッセルの欧州連合(EU)欧州議会で演説し、ルカシェンコ政権に抗議し拘束された人々に対する獄中での強姦や拷問が横行していると訴えた。チハノフスカヤ氏は「2020年の欧州で起きている」ことだと写真を見せながら非難し、再選挙実現と民主化に支援を求めた。

 EUは同日の外相理事会で、欧州安保協力機構(OSCE)監視下での「自由で公正な再選挙」を訴えるベラルーシ市民に連帯感を表明した。


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