フランス政府、代替案提示へ ブリヂストン工場閉鎖

ブリヂストンのタイヤ工場前で報道陣の取材に応じるボルヌ労相(中央)とパニエリュナシェ産業担当相(右から2番目)=21日、ベチューン(ロイター=共同)

 【パリ共同】ブリヂストンがフランス北部ベチューンのタイヤ工場を来年以降閉鎖する方針を発表したことを巡り、同国のパニエリュナシェ産業担当相は21日、政府がコンサルティング会社に委託し、閉鎖以外の選択肢を提案すると表明した。

 パニエリュナシェ氏は同日、ボルヌ労相と現地を訪問し、欧州法人の経営陣とテレビ会議を開いた後、従業員の代表や地元議員らと会談した。

 パニエリュナシェ氏は2、3週間後に企業や従業員らと改めて会合を開くことで合意したと説明。政府には新型コロナ流行を受けた企業支援措置もあると指摘し「(閉鎖は避けられないとの)宿命論に陥りたくない」と強調した。


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