富士山の「初雪化粧」を宣言 富士吉田市、昨年より32日早く

今シーズン初めて山頂付近が雪化粧した富士山。山梨県富士吉田市が「初雪化粧」を宣言した=21日午前(共同通信社ヘリから)

 山梨県富士吉田市は21日、富士山の「初雪化粧」を宣言した。甲府地方気象台が発表する「初冠雪」とは別に、市が独自に確認しており、昨年より32日早い。

 富士吉田市富士山課によると、午前6時半ごろ、山頂付近の冠雪を市職員が目視で確認した。ここ数日の冷え込みで、20日に降っていた雨が山頂では雪になったとみている。気象台は現在のところ初冠雪の発表をしていない。

 富士山の初冠雪は甲府地方気象台が観測し発表しているが、気象台が麓から約40キロ離れ、雲や霧で冠雪を確認できない場合があるため、富士吉田市は2006年から独自の宣言を出している。


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