北海道「聖地」で江差追分発表会 機会失う中3生徒のため特別開催

北海道江差町で開かれた民謡「江差追分」の中学3年生向けの発表会=20日午後

 哀愁漂う旋律で知られる北海道の民謡「江差追分」の中学3年生向けの発表会が20日、北海道江差町で開かれた。例年開いている全国大会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、今年で少年の部の出場権を失う中3に「聖地」で歌ってもらいたいと、特別に開催した。

 発表会には北海道と愛知県からの9人が参加。練習の成果を発表する場のため順位は付けず、審査員から講評と激励の言葉が贈られた。

 江差町に来られなかった愛知県日進市の成瀬弘都さん(14)は事前に稽古場で撮影した動画で発表。「次回は一般の部で、再び江差の舞台に立てるように頑張りたい」とメッセージを寄せた。


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