河野担当相、就任後初の沖縄訪問 玉城知事は辺野古移設反対を強調

沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事(右)と会談する河野沖縄北方相=19日午後

 河野太郎沖縄北方担当相は19日、就任後初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事と県庁で会談した。玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について「県民の民意は昨年2月の県民投票などで示されている。政府は真摯に応じてほしい」と反対姿勢を強調した。河野氏は明確に返答しなかった。

 会談では、玉城氏が県内経済の回復に取り組む必要性を指摘。河野氏は「コロナを食い止めながら主要産業である観光の復活が重要だ」と応じた。

 会談に先立ち、河野氏は糸満市の平和祈念公園にある国立沖縄戦没者墓苑などで献花したほか、沖縄戦犠牲者らの名前を刻んだ「平和の礎」を訪れた。


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