柔道GS、12月開催を断念 コロナ感染の危険性考慮

 国際柔道連盟(IJF)が国際大会のグランドスラム(GS)東京大会(12月11〜13日・国立代々木競技場)の開催を断念する方針を固めたことが19日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス感染の危険性を考慮した判断。来夏に延期された東京五輪の試金石として運営面が注目されていた。

 関係者によると、18日に全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕会長とIJFのビゼール会長が電話会議を開き、集団感染が発生すれば五輪の開催も危ぶまれるとして断念の方向でまとまったという。来春以降への延期を目指すが、会場確保が困難な状況で事実上の中止の可能性がある。


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