三菱自、アイ・ミーブ生産終了へ 世界初の量産EV、販売不振

三菱自動車の電気自動車「アイ・ミーブ」

 三菱自動車が2009年に発売した世界初の量産電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の生産を20年度内にも終了する方針であることが18日、分かった。経営再建に向け、7月にスポーツタイプ多目的車(SUV)「パジェロ」の生産撤退を発表しており、三菱自を象徴する車の生産が相次いで終わることになる。

 アイ・ミーブの販売台数は09年の発売から今年7月末までの累計で約2万4千台にとどまり、長く販売不振が続いていたことが生産終了の主な理由。大幅なモデルチェンジができず、充電1回当たりの最大走行距離を発売当初の約160キロからのばせなかったことも響いた。


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