復興は排出削減の機会、国連総長 コロナは脅威、停戦の必要性強調

国連のグテレス事務総長

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は16日、記者会見し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は「今日の世界で最大の安全保障上の脅威だ」と述べ、世界同時停戦の必要性を改めて強調した。また復興は「(気候変動の)炎を弱めるチャンスだ」として、温室効果ガスの排出削減に取り組むよう各国に訴えた。

 グテレス氏は、パンデミックからの復興に合わせ、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素社会の2050年までの実現に取り組むよう要請。主要排出国として米国や中国、日本を挙げ「政府が取り組まないなら、市民社会や企業、都市が取り組むよう後押しする」と語った。


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