「地域の訴えに耳を」と厳しい声 前政権に翻弄された各地

 菅内閣が発足した16日、安倍晋三前政権の安全保障政策に翻弄された各地からは、地域の訴えに耳を傾けるよう求める厳しい声が相次いだ。安倍政権との路線の違いを注視するとの意見も出た。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に対する反対運動のリーダーで、沖縄平和運動センターの山城博治議長(67)は新内閣に「期待はない」と言い切る。「菅義偉氏は辺野古新基地建設をやめてくれという沖縄の声に聞く耳を持っていない。地方を大切にしたい気持ちが流れていると言ったが、そこに沖縄は入っているのか」と批判的だ。


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