トルコ軍艦沈没130年 和歌山で追悼式

ライトアップされたトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難慰霊碑前で開かれた追悼式=16日夕、和歌山県串本町

 和歌山県串本町沖で1890年にオスマン帝国(現トルコ)軍艦「エルトゥールル号」が沈没してから130年となる16日、同町の樫野埼灯台近くにある慰霊碑前で追悼式典が開かれた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小し、田嶋勝正町長ら数人が献花。日本・トルコ協会総裁の三笠宮彬子さま、在日トルコ大使館関係者らがオンラインで参加した。

 彬子さまは「オンラインで共に祈る機会を持てたことは、世界的に皆が同じ苦しみを抱いている今だからこそできること。両国の友好の歴史の一ページに刻まれる特別な出来事になる」と話された。


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