二階氏、党内融和を強調 「論功行賞人事でない」

記者会見する自民党の二階幹事長=15日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の二階俊博幹事長(二階派)ら新執行部は15日、党本部で就任記者会見に臨み、総裁選後の派閥間融和の必要性を強調した。二階氏は「党内の小競り合いは絶対に生じてはならない」と述べた。菅義偉総裁を支持した5派閥から党四役と森山裕国対委員長(石原派)が起用された役員人事に関し「論功行賞だとは、つゆほども思っていない」と力説した。

 佐藤勉総務会長(麻生派)は全会一致原則を念頭に置いた総務会運営を目指すと強調。「一致結束することが大前提だ」と語った。菅陣営で選対本部事務総長を務めた山口泰明選対委員長(竹下派)もチームワークを重視する考えを示した。


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