自民新総裁に菅氏 岸田、石破氏破る

自民党の新総裁に決まり、拍手に応える菅官房長官=14日午後3時24分、東京都内のホテル

 自民党は14日、党大会に代わる両院議員総会を東京都内で開き、菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を破って圧勝し、第26代総裁に選出された。国会議員票と都道府県連票を合計した開票の結果、菅氏が377票、岸田氏が89票、石破氏が68票で、菅氏が初回の投票で過半数を得た。菅氏は16日召集の臨時国会で安倍晋三首相(65)の後継となる第99代首相に指名され、16日中に新内閣を発足させる。首相交代は7年8カ月ぶり。

 無派閥として総裁に選ばれるのは異例。

 新総裁に選出された菅氏は「役所の縦割りを打破し、規制改革を進める」と宣言した。


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