コロナ入院勧告見直し、来月目標 軽症者の宿泊療養を徹底、厚労省

 厚生労働省は10日、専門家組織の作業部会を開き、新型コロナウイルスに感染した人への入院勧告を見直し、無症状者や軽症者にはホテルや自宅での療養を徹底してもらう新たな仕組みの運用を10月上旬に始める目標を示した。医療現場の負担を減らして、重症者の治療に注力するため、政府が導入する方針を8月に示しており、今後の会合で具体的な運用方法を決める。

 政府は、新型コロナを危険度が2番目に高い2類感染症以上の対応ができるようにしている。入院勧告も実施できる措置の一つ。

 ただ、無症状者や軽症者でも大半を入院させている地域では、医療現場や保健所の負担増との指摘も出ていた。


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