コロナ関連倒産、500件に 飲食店、ホテルが目立つ

外出自粛要請で閑散とする東京・銀座の飲食店街=4月

 帝国データバンクは8日、新型コロナウイルス関連倒産が同日、2月からの累計で500件に上ったと発表した。感染症の収束が見通せない中、外出や旅行を控える動きが続いており、飲食店やホテルが客離れで資金繰りに行き詰まるケースが目立つ。

 業種別では飲食店が69件と最多で、ホテル・旅館(53件)、アパレル小売店(34件)、建設・工事業(33件)が続いた。

 都道府県別で見ると、東京都が123件と最多で、54件の大阪府が続いた。20件を上回ったのはこの他、北海道と静岡、愛知、兵庫の3県。

 集計は、通常は公表対象外の負債額1千万円未満の倒産を含んでいる。


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